9月1日
若者の完璧主義は、なぜ増えているのか
若者の完璧主義は、なぜ増えているのか ― AI時代に育てたい「不完全なまま学び続ける力」― 「もっと頑張らなければ」「失敗してはいけない」「まだ十分ではない」。一見すると、こうした思いは向上心の表れにも見えます。しかし、ときにはその思いが、自分自身を追い詰めることがあります。 大学生を対象とした研究では、若い世代における完璧主義が、長期的に高まっていることが報告されています。2026年に公表された研究でも、米国・カナダ・英国の大学生82,939人のデータから、自分自身に高い要求を課す傾向や、失敗への強い懸念、行動への迷いなどが、時代とともに高まっていることが示されました。 もちろん、これらの研究は主に欧米の大学生を対象としたものであり、その結果を日本のすべての若者にそのまま当てはめることはできません。それでも、高校生を対象に心理教育を行っていると、周囲からのプレッシャーや期待、他者との比較に悩む声に触れることは、日本でも決して少なくないように感じます。それでは、目標を高く持つことそのものが問題なのでしょうか…? この記事では、完璧主義と向


