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プロフィール

登録日: 2025年8月12日

記事 (13)

2026年9月1日10
若者の完璧主義は、なぜ増えているのか
若者の完璧主義は、なぜ増えているのか ― AI時代に育てたい「不完全なまま学び続ける力」―  「もっと頑張らなければ」「失敗してはいけない」「まだ十分ではない」。一見すると、こうした思いは向上心の表れにも見えます。しかし、ときにはその思いが、自分自身を追い詰めることがあります。  大学生を対象とした研究では、若い世代における完璧主義が、長期的に高まっていることが報告されています。2026年に公表された研究でも、米国・カナダ・英国の大学生82,939人のデータから、自分自身に高い要求を課す傾向や、失敗への強い懸念、行動への迷いなどが、時代とともに高まっていることが示されました。  もちろん、これらの研究は主に欧米の大学生を対象としたものであり、その結果を日本のすべての若者にそのまま当てはめることはできません。それでも、高校生を対象に心理教育を行っていると、周囲からのプレッシャーや期待、他者との比較に悩む声に触れることは、日本でも決して少なくないように感じます。それでは、目標を高く持つことそのものが問題なのでしょうか…?  この記事では、完璧主義と向上心の違い、完璧主義とバーンアウト...

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2026年8月16日14
強迫症のCBTにおける「適切なギャップ」をどう考えるか
最近、強迫症のCBTについて考える機会があったので、せっかくなので記事にしてみました。専門的な内容かつ長いですが、興味のある方はどうぞ。 強迫症のCBTにおける「適切なギャップ」をどう考えるか ~期待違反の操作から反応・主体性・生活目標を支える実践へ~  強迫症に対するエクスポージャーと反応妨害(ERP)では、予期していた結果と実際の結果との不一致、すなわち「期待違反(Expectancy Violations)」が新しい学習を促すと考えられています。私はこの考え方そのものを否定しているわけではありません。ただ、「期待違反を治療機序として重視すること」と、「臨床家がギャップの大きさを直接・精密に操作しようとすること」は、分けて考える必要があると思っています。  私自身、以前はSUDsを用いて症状を階層化し、その順番に沿ってエクスポージャーを組み立てる方法を中心に実践していました。しかし現在は、そのやり方をかなり変えています。今回は、なぜ私の実践が変化したのか、そして今は何を手がかりに課題を作っているのかを、期待違反の理論と照らし合わせながら整理します。以下は、あくまで私の臨床経験...

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2026年6月29日8
「無理させない」と言われたら:子どもの精神疾患と学校対応
医療機関から「学校では無理をさせないように」と伝えられたとき、学校はどのように対応すればよいのでしょうか。体育は休ませた方がよいのか。行事には参加してよいのか。体調が悪そうなときは、本人に声をかけるべきか、それとも静かに見守るべきか。「無理をさせない」という言葉だけでは、具体的な対応を決めることはできません。 医療機関は診断や治療に関する情報をもっていますが、学校が必要としているのは、「どの場面で困りやすいのか」「どのようなサインが見られるのか」「学校では何をすればよいのか」という、日々の学校生活に結びつく情報です。 身体疾患の場合は具体的な指示がもらえる場合がありますが、精神疾患の場合はどうでしょうか。この記事では、医療情報を学校で実践できる支援へとつなげるために、家庭・学校・医療機関の間で、何を整理すればよいのかを考えたいと思います。 子どもの心の不調は、学校でどう現れるのか 子どもでも、うつ病や不安症、摂食障害などの精神疾患にかかることがあります。また、発達特性や学校生活上の困難を背景として、不安や抑うつなどの症状が現れることもあります。...

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